フリーランスになると同時に、ハケンとしても働き始めた、はな(lhanacotonoha)です。
四十路になって「あたしだけの働き方改革を!」と立ち上がって以来、どんな働き方が自分に合っているのか、どのスタイル選べばいいのか分からず、ずっと悩んでいました。
そこで、どちらかを一つを選ぶのではなく、2つのワークスタイルを組み合わせてみることにしました。
現在は、ライター・翻訳家としてフリーランス活動をしながら、ハケンで外資系企業の総務・経理として勤務しています。
今回は、現在私が組み合わせているフリーランスとハケン、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しますね。
「フリーランス? 会社員?? どっちを選ばいいの?!」と悩んでいる方の参考になれば、うれしいです。
余裕のある働き方がカッコいい|憧れの専業フリーランスのメリット
「フリーランスになるなら専業として独立したい!」と思っている方もいらっしゃると思います。
自由度も高くて、なんだか余裕があって、とってもカッコいいですものね。
それに、子育て中のママにも、時間的、環境的にも、ベストだと思います。
実際に私がフリーランスに興味を持った最初の理由は、”子育てと仕事の両立”でした。
フリーランスは、基本個人での活動になるので、朝から満員電車に揺られてグッタリする必要も、暗黙の残業で長時間拘束されることも、わずらわしい人間関係に深いため息をつくこともありません。
さらに、毎月定額のお給料よりもずっと高額な収入を手にする可能性もあります。
また、フリーランス活動を通して出会う方は、「会社」という組織に属している時よりもずっと幅広くなるので、さまざまな見解や知識、情報にふれることができるのも、フリーランスのメリットですよね。
意外とリスキーなことも?|専業フリーランスのデメリット
キラキラ輝いて見えるフリーランスですが、もちろんデメリットもあります。
①不安定な収入
たとえ安定したとしても、継続的に安定した収入が保証されるわけではありません。
それに、もし体調や健康を崩した場合は、無収入になってしまうリスクもあります。
さらに、クレジットカードやローンの審査も通りにくくなる、なんていうお話を耳にすることもあります。
②健康保険、年金などの納付負担金が高くなる
専業フリーランスとして独立後は、国民健康保険や国民年金などの納付額はすべて自己負担になります。
独立後に、納付書を見てあまりにも高額でビックリすることも…!!
③フリーランスは自分自身が看板
クライアント(取引先)からの信用を得られるかどうかも、すべて自己責任となる厳しさもあります。
もちろん、得意、不得意を問わず、営業活動も必要になってきます。
ハケンのメリットを最大限に利用|正社員にもパートにもないメリット
会社勤務にも、さまざまな雇用形態がありますよね。
正社員、契約社員、パート・アルバイト、臨時社員、そして、派遣社員。
私は、今回の開業に合わせて勤務時間の短いパートやアルバイトも検討しましたが、自分にとって、一番メリットの多いハケンを選びました。
その理由は、次の5つのメリット。
①時給が高い
パートやアルバイトに比べて、時給が圧倒的に高いです。
正社員のようにボーナスはないけれど、残業分はきっちり支払われますし、「働いた分だけの対価」はしっかり手にできます。
②福利厚生が充実している
厚生年金、健康保険、介護保険を含めた社会保険料は派遣会社と折半なので、負担が半分でOK!
※私がハケンを選んだ理由は、ほぼこれです。
雇用保険(フリーランスの場合はあまり関係ないけど、もしもの時を考えて…)にも加入できます。
ついでに、「年1回の健康診断」のおまけ付!
③「残業なし」、「通勤時間がかからない」ハケン先を選べば、フリーランス活動の時間は確保できる
「残業なし」で契約している派遣先を選べば、遠慮なく定時で退社できます。
通勤時間がかからない派遣先を選ぶと、通勤にかかっていた時間をフリーランス活動にあてることができます。
フリーランスと両立するなら、この2つのメリットもマストな条件です!
自分に合わせて派遣先(就業先)を選べるのは、ハケンの大きなメリットですよね。
④ドライな人間関係で快適にお仕事できる
派遣先の雰囲気によりますが、基本的に派遣先での人間関係は浅くていいので、ドロドロな人間関係に悩むことは少ないはず。
もし派遣先がどうしても合わなければ、派遣先をチェンジすればいいだけのこと。
「ハケンであること」を割り切れば、快適にお仕事ができる(はず)です。
⑤クレジットカードの審査やローン審査もほぼ通る
たとえ低空飛行のハケン収入であっても、ハケンで働く限りは最低限の一定収入は確保できることになります。
ハケンでの就業も安定した収入のひとつになるので、クレジットカードやローン審査も通りやすくなると思いますよ。
ハケンは就業契約期間の上限が決まっている|ハケンのデメリット
ハケンのデメリットは、「現在の派遣法の改正で、ひとつの派遣先での派遣期間は3年が上限」となっていること。
でも、フリーランスとしての活動や収入が安定するまでには充分な期間だと思いますよ。
フリーランスとしての収入が安定してきたら、契約期間終了と同時に、専業フリーランスを主軸にすればいいだけのことですものね。
まとめ|「フリーランス? それとも会社員? どっちがいいの?」と悩むなら、どちらも選んじゃいなよ!
ご紹介したように、フリーランス、ハケンどちらにもメリットがありますし、同時にデメリットもあります。
でも、「フリーランス×ハケン」のワークスタイルは、それぞれのデメリットをカバーし合えるメリットが揃っている、おすすめの組み合わせなんです。
現在進行形でお試し中ですが、いまの私に合っていて「ベストなワークスタイル」だと感じています。
「フリーランス? 会社員? どちらかを選ぶなんてできない!」という方は…、
そう!
「フリーランスとハケンを組み合わせて、両方選んじゃう」のも、ひとつの選択肢ですよ!
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